自律神経失調症の原因・女性ホルモン(女性と自律神経)

自律神経失調症

女性と自律神経について

女性が自律神経のバランスを乱しやすいのは、複雑かつデリケートな性ホルモンのリズムが関係しているからです。自律神経失調症の原因・女性ホルモンのリズムについて紹介していきます。

女性と自律神経について

女性ホルモンのリズムの変化が自律神経の働きに影響

女性と自律神経自律神経失調症は、圧倒的に女性に多く見られます。これは、自律神経の働きと女性特有のホルモンとの密接な関係に理由があるからです。そもそも自律神経の中枢にある脳の視床下部には、ホルモンの中枢もあります。これは男性も女性も変わりません。しかし、思春期に女性ホルモンの分泌が高まると、それ以降は初老期まで比較的安定している男性に比べ、女性のほうが複雑でデリケートといえます。12歳前後で初潮を迎え、その後は毎月の生理、妊娠、出産、授乳、閉経と、ホルモンのリズムの変化が自律神経の働きに影響を与えます。特に、女性ホルモンの分泌が不規則な思春期や低下する更年期は、からだも心も不安定になるため、自律神経症状を訴える女性が多くなります。

女性のからだのリズムと変化

女性のからだは、妊娠・出産にそなえて一定のサイクルでホルモンの分泌を繰り返します。そのしくみは非常にデリケートで、初潮から閉経までの数十年もの間、およそ28日サイクルで何度も繰り返されます。視床下部がそれらをコントロールしてます。

月経の起こる主な流れ

●視床下部より指令⇒●脳下垂体から卵胞刺激ホルモンを分泌⇒●卵巣内にある卵胞が成熟⇒●卵胞からエストロゲン(卵胞ホルモン)を分泌(子宮内膜を増殖)⇒●脳下垂体から黄体形成ホルモンを分泌⇒●排卵⇒●プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌(さらに子宮内廉を厚くする)⇒●着床がないとプロゲステロンの分泌が衰える⇒●子宮内膜の組織がはがれ落ちる⇒●月経として体外に排出

女性を取り巻く環境がストレスに

仕事に関するストレスも急増

女性ホルモンのリズムが複雑だからといって、すべての女性が自律神経失調症になるわけではありません。また、女性が男性よりストレスに弱いとは、一概にはいえません。しかし自律神経失調症が女性に多いということは、どこかに引き金の原因が隠れているといえるでしょう。男女雇用機会均等法の施行や、女性の社会的地位の向上などで、働く女性、自立する女性が増えてきましたが、仕事に関するストレスも急増しています。また、結婚、共働き、妊娠、出産、子育て、介護など、心を悩ませる問題はあとを絶ちません。こうしたストレスを上手に発散できない人は、自律神経のバランスを乱しやすいといえます。特に女性は、人間関係から来るストレスに敏感だったり、言葉でのコミュニケーションを重視する傾向があり、家族あるいは周囲との会話不足が大きなストレスの原因になるようです。

更年期の女性は特に要注意

閉経を迎えようとしている女性を悩ませる更年期障害は、自律神経症状がほとんどといっても過言ではありません。そのため、調子が悪いのを自律神経失調症と自覚しがちですが、なかには更年期うつ病神経症だったり、あるいは重大な病気だったりすることもあるので注意が必要です。自覚できる症状がある場合は、専門医の受診をおすすめします。最近は、精神的な落ち込み状態が続くと、老人うつ病に移行するケースが少なくありません。

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自律神経失調症の基礎知識