自律神経失調症・似た症状の病気・病名

自律神経失調症

似た症状の病気について

深刻な病気や心の病気などでも、自律神経失調症に症状が似ているものがあるので、自己診断は注意が必要です。自律神経失調症に似た症状の病気について紹介していきます。

同じような症状でも別の大きな病気の可能性が

症状が似ているだけで勝手に判断しない

大病のサイン自律神経失調症は、症状も人によってさまざまで、定義も曖昧です。そのため、気分がすぐれなかったり、頭痛や疲れがなかなかとれなかったりすると、「最近はストレスが多いし、自律神経失調症かもしれない」と、安易に自己診断しがちです。症状は病気を判断する手がかりの1つですが、同じような症状でも別の病気の可能性があります。例えば、からだがだるい、疲れやすい、動悸や息切れがするというのは自律神経失調症の代表的な症状ですが、貧血や糖尿病でも同じような症状が見られます。甲状腺刺激ホルモンの分泌異常によっておこる甲状腺機能亢進症も、神経不安、発汗、動悸などの症状があらわれますし、脳腫瘍では頭痛、ふらつき、めまい、耳鳴りの症状が見られます。また、癌はうつ状態を引き起こし、それが原因で自律神経失調症のような症状が出ることもあります。それなのにも関わらず、「我慢できない痛みではないし、自律神経失調症なら精神的な要因が大きいから、気にしないのが一番」などと勝手に判断して、専門医の診察を受けずに放っておけば、大きな病気を見逃す可能性があります。このような症状は、からだが異変を知らせるサインなので、そのサインを感じとったなら、一度しっかりととした診察を受けるべきでしょう。

紛らわしい症状の病気

のどの異常な渇き、倦怠感、かすみ目、多尿など
胃がん
胸やけ、胃もたれ、胃の不快感など
食道がん
胸のつかえ感、飲み込みにくさなど
倦怠感、関節痛、発熱など
脳腫瘍
頭痛、吐き気、手足のしびれ、ふらつきなど
貧血
からだのだるさ、動悸・患切れ、微熱など

心の病気にも似た症状のものが

診断が困難

同じような症状でも、臓器などに異常がある病気であれば、専門的検査によって比較的簡単に診断できます。問題は、心の病気の場合です。心の病気というのは、身体的な病気のように目に見えるかたちで異常が見えないので、専門医でも診断が困難です。とくに、軽症の場合はほとんどが自律神経失調症と症状が重なるので、一時的なもの、あるいは過剰に反応しているだけなどと診断されやすく、見逃されたり誤診されたりするケースがあります。同じような症状でも、心の病気はそれぞれ異なり、その種類は多くあります。以前はノイローゼと呼ばれた神経症や、うつ病パニック障害、適応障害などの病名が広く知られるようになりました。その他にも、心身症、燃え尽き症候群や空の巣症候群、スーパーウーマン・シンドローム、テクノストレス症候群などといったのストレス病も増加しています。それぞれの病気を正しく理解している人は少ないと思います。どれもストレスや心の問題が関係していることや、自律神経失調症と共通の症状が多いというだけで、似たような病気と認識されているようですが、病気自体も違えば治療法も異なります。そのことをきちんと理解した上で治療を行わないと、ただでさえ治りにくい病気がさらに長引いてしまうので注意が必要です。

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自律神経失調症の基礎知識