心理療法(バイオフィードバック法・内観法・家族療法・森田療法・断食療法)

心理療法(バイオフィードバック法・内観法・家族療法・森田療法・断食療法)

自律神経失調症

自律神経失調症・その他の心理療法について

ほかにも心理療法はたくさんあり、それぞれに心の問題へのアプローチのしかたや解決法などに特徴があります。よく知られているものについて紹介していきます。

バイオフィードバック法について

体内情報をデータ化する

バイオフィードバック法さまざまな生理反応をデータ化して、治療に利用する治療法です。具体的には、心拍数や血圧、脳波、皮膚温、筋収縮、発汗など、自分の意志とは無関係におこっている生理反応を医療機器ではかり、そのデータを患者に示すものです。生理反応は、自分で自覚することがなく、目で確認することもできません。それらを、患者本人にわかるような光や音などの信号に変えたり、メーターで表示したりして、フィードバックします。すると、自分の状態を知ることができるのと、変化をしたときの状態もわかります。つまり、症状がよくなったとき、悪くなったときをデータで確認することで、コントロールの方法を習得しようというわけです。この治療法は、とくに自律神経系の症状には有効で、機器の助けがなくても生理反応をコントロールできるようになれば、症状の軽減が可能になります。

内観法について

自分を振り返る

内観法は、浄土真宗に伝わる精神修養法をもとにした、一種の「気づき」を起こさせる治療法です。過去から現在までに関わりの深かった人物を思い浮かべ、「その人にしてもらったこと」「自分がして返したこと」「迷惑をかけたこと」の3つについて振り返る(内観する)ものです。記憶を呼びさます中で自分を厳しく見つめ、自分はどれだけ周囲から生かされてきたのかということに気づいて、現在の行動パターンを修正してく治療法です。

家族療法について

家族関係のゆがみを改善する

家族療法自律神経失調症の代表的な原因に、人間関係によるストレスがありますが、家族関係に問題がある場合が多くあります。家族間の問題や家族全体のありかたが、病気の直接的あるいは間接的な原因になっています。なかには、家族の中に治療を妨害するような態度を示す人がいる場合もあります。家庭がこのような状態では、患者だけを治療しても問題は解消されません。病気の背後にある家族関係のあり方、そのゆがみなどを正していく必要があるからです。そこで、家族にも治療に参加してもらい、医師やカウンセラーの指導で、よい家族関係を維持できるようにするのが家族療法です。

森田療法について

あるがままの自分を受け入れる

精神科医の森田正馬氏によって、1920年代に確立された心理療法です。本来は、「森田神経質」といわれる神経症の治療のために考えられましたが、神経症型の自律神経失調症にも効果があります。この治療法では、あるがままの自分を受け入れることが基本になります。頭痛やめまいなどのつらい症状を治して、健康体を取り戻したいという思いは強いものですが、そのことにばかり神経を向けていると、他のことが見えなくなってしまいます。症状がよくなっていないのなら、いったん気持ちを切り替えて、病気の自分も苦痛も不安もそのまま受け入れてみます。そうすることで、悩みと症状との悪循環を断ち、ライフスタイルの改善につなげていくという治療法です。

断食療法について

断食して自分を見つめる

断食療法文字どおり食事を断つという治療法で、絶食療法ともいわれています。食事を食べないことで起こる、心身の変化を利用して、ストレス耐性を高めたり、病気に対する自己治癒力を向上させたりする効果があると考えられています。治療中の食事が制限されますので、必ず入院して医師の管理、指導のもと、慎重に行うことが必須になります。治療期間は断食する日数によって異なりますが、減食期、断食期、復食期を含んだ日程が組まれます。断食中でも十分な水分と、点滴や粥などによる栄養補給が行われます。

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自律神経失調症の基礎知識