自律神経失調症の治療(治療の方法と種類)

自律神経失調症

自律神経失調症・治療の方法と種類について

自律神経失調症は原因が複雑なだけに、その治療法はいろいろあります。そこで、心身の状態、患者自身の性格や環境などを総合的に判断して、方針を決めていきます。自律神経失調症・治療の方法と種類について紹介していきます。

その人に合った治療の選択が重要

医者.gif自律神経失調症の治療は、からだと心の両面に働きかけるものでなければ効果がありません。また、食生活や生活習慣などに問題があれば、これらの改善も必要になります。このように、身体・心・生活全般のすべてを対象にしたものを「全人的治療」といいます。からだの面からの治療では、単につらい症状を取り除くだけでなく、自律神経のバランスが乱れやすい体質自体を改善することも重要です。その一方で、心の面の治療では、症状の背景にある悩みや欲求不満、性格の偏り、ライフスタイルのひずみ、などに焦点を絞り、さまざまな角度からアプローチしていきます。ここで重要なことは、患者自身がどのような治療を希望し、治療のゴールをどこにおいているかです。一時的なつらさがとれればよいのか、精神的な安定を望んでいるのか、根本的に治したいと思っているのか、などといった希望をしっかりと医師に伝える必要があります。病気を治すのは患者自身であり、医師はその手助けをするだけです。医師は、患者の希望する治療の方向性を考慮したうえで、多くの治療法の中からその人に合った、もっとも有効なものを選択して治療にあたることになります。

治療法は自律神経失調症の種類によって決まる

自律神経失調症の治療法は、多種多様にあります。症状を改善するためには、薬物療法が中心になりますが、指圧やマッサージなどの理学療法、音楽療法なども効果的です。また、心の問題に対しては、簡易精神療法や認知療法、行動療法などの心理療法が中心になります。これらのうち、どの治療法を組み合わせるかは、自律神経失調症の種類によって決められます。たとえば、本態性型自律神経失調症では、自律神経調整薬などの薬物療法が中心となり、必要に応じてヨガや自律訓練法なども効果的です。
クヨクヨ悩むような性格的要因の強い神経症型自律神経失調症では、本人の性格の偏りを改善する面接などの心理療法や、抗不安薬などの薬物療法が中心になってきます。生活訓練や環境調整をすることもあります。自律神経失調症の中でもっとも多い心身症型の場合は、ストレスケアやストレスコントロールが重要です。生活習慣を正したり、生活リズムをつけたりと、生活環境の改善のための指導を行うほか、運動、鍼灸、マッサージなども併用されます。また、薬物療法として自律神経調整薬や抗不安薬のほか、漢方薬の使用もあります。抑うつ型のものは、抗うつ薬の薬物療法を中心に、面接や認知療法、生活指導なども行われます。

自律神経失調症の治療法の種類

薬物療法

●自律神経調整薬●抗不安薬●抗うつ薬など

心理療法

●一般心理療法●カウンセリング●交流分析●認知療法●行動療法●自律訓練法●筋弛緩法●音楽療法など

理学療法

●指圧●マッサージ●鍼灸療法●温熱療法など

生活指導

●生活リズム●運動●休養●食生活

スポンサードリンク

ページの先頭へ

自律神経失調症の基礎知識