自律神経とホメオスタシス(体温調節・ホルモン分泌)

自律神経失調症

自律神経とホメオスタシスについて

体温を下げるために発汗したり、消化のために胃や腸が活発に動いたりするのは、自律神経が作用するからです。自律神経とホメオスタシスについて紹介していきます。

自律神経精神とからだとの架け橋的な存在

心に生じる刺激や環境が、自律神経を介して各器官を作動させる

泣く女性悲しいときに涙が出たり、緊張や不安から解放されるとほっとするように、精神状態にからだが反応するのは、視床下部から自律神経に指令が出て、交感神経や副交感神経が機能しているからです。つまり、心に生じる刺激や環境が、自律神経を介して各器官を作動させるのです。まさに自律神経は、精神とからだとの架け橋といえます。通常、交感神経と副交感神経は、精神的な状態によってバランスよく切り替わり、からだの各器官に適切な反応をもたらします。しかし、これらが交互に働くとは限りません。たとえば、恐怖や怒りが急激に生した場合、交感神経が緊急に反応して心臓の鼓動を速めますが、その途中で、落ち着かせようとして副交感神経も作動し始めます。逆に、落ち込んでいるときは、交感神経、副交感神経の機能がともに低下するため、活動や代謝が抑えられ、食欲や性欲、睡眠にも悪影響を与えます。このような不自然な状態が度を越してしまうと、自律神経の働きは不安定になり、バランスを崩すようになるのです。

自律神経と体温調節

ホメオスタシスの役割

生命を維持するために、視床下部が自律神経に指令を出し、交感神経と副交感神経とを絶妙なバランスで動かしていることは、もう説明するまでもないでしょう。外気の温度が上下しても体温が一定に保たれるのは、自律神経が末端までの各神経系を調整して、つねにからだを一定の状態に維持しょうとするからです。この一定の状態を維持する機能を「ホメオスタシス」といいます。

ホルモンの分泌にも影響

ホルモンの分泌と視床下部と密接な関係

ホメオスタシスには、自律神経系によるホルモンによる体液性の調整があります。このホルモンの分泌もまた、自律神経をつかさどる視床下部と密接な関係にあります。それもそのはず、ホルモンは視床下部のすぐ下にある脳下垂体というところから分泌されていて、分泌を命じたり、分泌量の増減を調整したりするのが視床下部の役目だからです。脳下垂体は、視床下部の指令に基づいて成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、乳腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンなどを分泌します。このとき、視床下部は一方的に脳下垂体に指令を出しているのではなく、ホルモンの分泌によって、逆に影響を受けることもあるのです。そのため、ホルモン分泌に異常が生じると、視床下部の変調を招き、自律神経を乱れさせる原因になってしまいます。神経性の調整とともに、ホル自律神経失調症が女性に多いのは、毎月の排卵や月経、妊娠、出産、更年期、閉経という性周期がホルモンの作用と密接に関係しているのが理由です。また、精神的な悩みやショックにより視床下部が正常に機能しないと、ホルモン分泌にも影響するので月経のリズムが狂うのです。

免疫機能を調整

自律神経は、病気の予防や治癒にも重要な働きをします

自律神経は、からだを正常に保とうとするだけでなく、病気の予防や治癒のためにも重要な働きをします。体内に細菌やウイルスが侵入すると、交感神経が作用してからだの免疫機能を高めます。また、風邪のウイルスに感染して発熟した場合なども、交感神経が働いて発汗をうながし、熱を下げようとします。

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自律神経失調症の基礎知識