自律神経失調症・特定の臓器や器官の症状と病名

自律神経失調症

自律神経失調症の仲間たちについて

自律神経失調症と思われる症状でも症状が特定の臓器や器官に顕著にあらわれる場合は、別の病名が使われたりします。自律神経失調症の仲間に属する病気について紹介していきます。

自律神経失調症の仲間に属する病気

自律神経失調症の仲間や子分の病気は数多くあります

乗り物酔い-2.jpg自律神経失調症と思われる症状でも、特定の臓器や器官に限って強くあらわれた場合には、別の病名がつけられます。例えば、メニュール病や夜尿症、円形脱毛症などの病名等がそうで、一般的に広く知られています。メニュール病は激しいめまいが起こる耳の病気で、夜尿症はいわゆるおねしょのことをいいます。円形脱毛症は髪の毛が抜ける皮膚病として扱われています。しかし、これらは自律神経のアンバランスによる症状であり、精神的なストレスや不安が要因の自律神経失調症の一種ということができます。また、乗り物酔いもれっきとした自律神経失調症で、平衡感覚をつかさどる内耳が乗り物の振動による刺激や緊張などのストレス刺激を受けることにより、自律神経がバランスを崩したことによって生じます。この他にも、気管支ぜんそくや神経性下痢、過敏性大腸症候群、胆道ジスキネジーなど、ちゃんとした病名をもっていても、実は自律神経失調症の仲間や子分の病気は数多くあります。

呼吸器系

過呼吸症候群(過換気症候群)

突然に呼吸が荒くなり、酸欠状態のように息苦しくなる症状が起こります。

気管支せんそく

アレルギー疾患の1つだが、副交感神経が過度に緊張し、交感神経が抑制されて発作が起こります。

神経系

片頭痛

こめかみのあたりが波打つようにズキズキと痛む症状が起こります。

緊張性頭痛

後頭部に鈍痛があり、ひどくなると頭全体が締めつけられるように痛む症状が起こります。首、肩、背中のこりを伴います。

婦人系

更年期障害

閉経の前後数年間の更年期に、女性ホルモンの分泌変調によって起こるもので、症状は様々です。

消化器系

神経性下痢

食べ物ではなく疲労やストレスなどが原因で、頻繁に下痢を起こします。

過敏性大腸症候群

神経性の下痢や便秘の症状が繰り返されます。交互に起こる場合もあります。

胆道ジスキネジー

腹部に差し込むような激しい痛みが起こります。

神経性嘔吐症

思いあたる原因がないのに、たびたび嘔吐したり吐き気をもよおしたりといった症状が起こります。

反復性さいせん痛 

おへそ周辺に発作的な痛みを起こすもので、子どもに多く見られます。

口腔系

口内異常感症

口の中が異常に乾く、味覚がおかしい、不快な感じがするといった異常感が特徴です。

舌痛症

傷ついているわけでもないのに、舌の先がピリピリと痛んだり、違和感を覚えたりといった症状が起こります。

顎関節症

口を開けるとあごの関節がカクツと鳴ったり、痛みを感じて聞きにくかったりといった症状が起こります。

泌尿器系

神経性頻尿

膀胱や腎臓に異常がないのに、排尿回数が多い、残尿感がある、排尿痛といった症状が起こります。

夜尿症

腎臓や膀胱などに原因があるものもありますが、神経系のものもあり、精神的ストレスによって起きるいわれています。

循環器系

パニック障害

心電図などには異常がないのに、突然の動悸、息切れ、胸痛、頻脈、呼吸困難などといった症状が起こります。

不整脈

原因はいろいろあるが、疲労やストレスによる不規則な脈拍が起こります。

起立性失調症候群

急に立ち上がったり姿勢を変えたりしたときに、立ちくらみやめまいが起こります。

起立性調節障害

起立性失調症候群と同じようなもので、とくに思春期に起きることが多いです。

耳鼻咽喉系

眩暈症(めまい)

からだがフラフラするようなめまいや立ちくらみで、耳や脳に異常がないのに起こります。

メニエール病

天井がグルグルと回るようなめまいが特徴で、内耳の異常が原因とされます。

咽喉頭異常感症

咽頭や食道に異常はないのに、のどのあたりにつまった感じや圧迫感を感じます。

乗り物酔い

乗り物に酔いやすいのは体質的なものといわれるが、自律神経の機能低下によっても起こります。

皮膚系

円形脱毛症

頭髪に円形の部分的な脱毛が起こります。大きさや数には個人差があります。

発汗異常

暑くもないのに汗が流れるくらいに吹き出します。更年期の女性に多く見られます。

慢性じんましん

アレルギー症状の1つですが、精神的ストレスなどによってあらわれるものです。

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自律神経失調症の基礎知識