自律神経失調症の治療(認知療法の効果と特徴)

自律神経失調症

自律神経失調症・認知療法について

ものの考え方やとらえ方を「認知」といいます。自律神経のバランスを崩すと、認知にゆがみが生じることが多いため、それを修正するのに効果的です。自律神経失調症・認知療法について紹介していきます。

認知のゆがみについて

認知のゆがみ「健全なる精神は健全なる身体に宿る」といわれるように、健康な人は道理にかなった正しい考え方ができますが、体調を崩すとそうはいかなくなります。具合が悪いときは、正常な判断ができず、否定的、マイナス思考に考えてしまいがちです。認知がゆがんでいるのがその理由です。このことは逆説も成り立ち、認知にゆがみがあると不安や憂うつな気分に陥り、体調にも悪影響をおよぼすため、ますます自分を苦しめることになります。

認知にゆがみとマイナス思考

マイナス思考認知にゆがみがあると、何事にも悲観的、否定的になり、マイナス思考がゆがみを大きくして、さらに落ち込むという、悪循環を繰り返してしまいます。認知療法は、この抑うつ状態と認知のゆがみとの関係に注目した、アメリカの精神科医アーロン・べック氏により考案されました。マイナス思考はおもに、自分自身、周囲の環境や人間関係、将来の3つに対してあらわれます。また、認知のゆがみには、いくつかのパターンが見られます。自分の思考パターンがあてはまらないか、チェックしてみましょう。

認知にゆがみの種類について

二分割思考

全か無か、白か黒か、判断基準が両極端ではっきりさせたがります。

選択的抽出

自分が気にしていることにばかりこだわり、結論を急ぎます。

極端な一般化

1つの不運な出来事があると、全部がそうなると決めつけます。

恣意的推論

たいして根拠もないのに否定的に思い込んでしまったり、先走ったりします。

拡大視・縮小視

関心のあることを重視して、そうでないことは軽視します。

破局的見方

良いことを無視するだけではなく、悪いほうに考えます。

すべき思考

何をするにも「○○するべき」「○○するべきではない」と考えます。
自己関連づけ悪い結果は何でも、自分のせいだと考えます。

情緒的な理由づけ

自分の感情から現実を見ます。

レッテル貼り

失敗すると、自分にマイナスなレッテルを貼ります。

認知療法のプロセスについて

①認知のゆがみに気づく

自分の考え方が偏っていないか、どうしてそう考えるのか、を見直します。

②自分の認知を現実的に検討する

現実的に見て、自分の考え方が妥当なものか、妥当だとすれば結果はどうなるのか、を
考えます。

③現実に即した判断をする

自分の思考バターンにはない、別の考え方はできないか、幅広く見られないか、を検討
します。

④常に認知のゆがみをチェックする

ゆがんだ考え方をしていないがを常に自分自身でチェックし、そうならないようにコントロールします。

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自律神経失調症の基礎知識