自律神経失調症の原因(内的要因・外的要因)

自律神経失調症

自律神経失調症の原因について

自律神経失調症の原因はいろいろあって、どれが直接的な原因かを簡単に断定できないのが、この病気のやっかいなところです。自律神経失調症の原因について紹介していきます。

ストレスが大きな原因に

ストレスは自律神経のバランスを乱す元凶

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経という2つの自律神経のバランスの乱れによって起こります。どうして自律神経のバランスが乱れるのか、簡単に説明することはできません。自律神経症状が千差万別であるように、その原因も人によって十人十色だからです。その中で、一番の原因となっているのがストレスです。ストレスは、生命を維持し心とからだとをつなぐ自律神経のバランスを乱し、心身のいたるところにダメージを与える元凶といっても過言ではありません。

内的要因と外的要因

要因はその人の外と内とにある

現代社会ストレスが多い現代社会では、幼い子どもから年寄りまで、誰もがさまざまなストレスを感じながら生活しているのに、すべての人が自律神経失調症になるわけではありません。そこには、その人を取り巻く外的要因や、その人自身の内にある要因が複雑に絡み合っています。外的要因には、職場や生活環境、家族関係、対人関係、生活のリズム、季節の変化や地震などの災害があげられます。騒音や気圧、気候など、五感を刺激するものも外的要因に含まれます。内的要因には、体質や性格、物事の考え方や受け止め方、病気などがあげられます。こうした外的要因や内的要因に対する反応は当然、その人によってまったく違うものなので、心身へのストレスの感じ方も異なります。ただし、どんなストレスでも受け止める側の許容範囲を超えると、人は健康を害するようになることは共通しています。自律神経失調症も、そうした状態の1つといえます。

原因の特定が非常に困難

原因は、外的要因と内的要因とが複雑に絡み合っている

どんな病気も根本的な原因をつきとめることが治療の第一歩です。しかし、現代社会では、だれもが自律神経を乱すほどのストレス要因を少なからず抱えているため、原因の特定は簡単ではありません。しかも、原因は1つということはなく、外的要因と内的要因とが複雑に組み合わさり、絡み合っています。さらに、ストレス反応は人により異なり、大きなストレス刺激を受けても動じない人もいれば、ほんの些細なことでショックをうけてしまう人もいて、実にやっかいなものなのです。なんらかのストレスが関係していることはわかっていても、その中から自律神経失調症の原因となるストレスを追究するには、いろいろな検査や観察が必要になります。その人を取り巻く社会環境や日常生活、仕事内容、物事の考え方、受け止め方、性格、家族関係、友人関係など、さまざまなデータを分析して、さらに、その人のストレスに対する反応も考慮する必要があり、まさに根気と時間のかかる作業といえます。また、ある程度原因が特定できても、すべてのケースに応用できるようなストレスコントロールのマニュアルはなく、一時的によくなってもすぐに症状がぶり返したりして、多くの場合は治療が長引きます。そのため、この病気とは気長につき合う心構えが大切になってきます。

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自律神経失調症の基礎知識