自律神経失調症の治療(自律神経調整薬と自律神経末梢作用薬)

自律神経失調症

自律神経失調症・自律神経調整薬と自律神経末梢作用薬について

自律神経の中枢である視床下部に働きかける自律神経調整薬と、自律神経の末端に働きかける自律神経末梢作用薬とがあり、いずれも自律神経のバランスを整えます。自律神経失調症・自律神経調整薬と自律神経末梢作用薬について紹介していきます。

自律神経調整薬について

自律神経調整薬は脳の視床下部に直接作用して、交感神経と副交感神経とのバランスを整える薬です。抗不安薬に比べて作用が穏やかですが、効き目も少なく、劇的な効果は望めません。不安などの精神的症状が比較的少なく、疲労感や不眠、発汗など、軽い身体症状のある場合によく使われます。抗不安薬の副作用で眠くなり、仕事に差し支える人にも処方されることがあります。ただ、この薬でも、眠気を感じることがあります。

3種類の自律神経末梢作用薬

交感神経や副交感神経の末端に直接働きかけて自律神経のバランスを整える薬が、自律神経末梢作用薬です。3種類の薬があり、身体的な症状に応じて使用されます。

βブロッカー

低血圧βアドレナリン受容体遮断薬ともいわれるもので、交感神経の興奮をしずめます。動悸や不整脈、ストレスによる血圧の上昇など、て循環器系の症状に対して使用されます。この薬は、気管支ぜんそくや心不全、低血圧などの人が服用すると症状を悪化させることがあるので、事前に医師に相談しましょう。

副交感神経遮断薬

目の調節障害副交感神経の興奮をしずめ、胃腸の緊張をやわらげてくれます。腹痛、下痢、吐き気などの症状がある人にしようされますが、目の調節障害があらわれたり、眠気をもよおしたりすることがあるので、車の運転などはひかえましょう。

交感神経興奮薬

高血圧末端の血管を収縮させて血圧を上げる働きをする薬です。低血圧や立ちくらみに効果的ですが、高血圧や甲状腺機能亢進症の人には使えません。

自律神経の薬の副作用

副作用はほとんどありませんが、稀に次のような副作用が出る場合があります。
●自律神経調整薬
眠気、めまい、ふらつき、悪心など。
●副交感神経遮断薬
目の調節障害、眠気、ふらつきなど。

自律神経の薬の服用をさけたい人

●βブロッカー
気管支ぜんそく、低血圧などの人
●交感神経興奮薬
甲状腺機能亢進症・高血圧、前立腺肥大などの人

主な抗うつ薬

自律神経調整薬

自律神経調整薬の種類と特徴

ジビデルゴット
(一般名)
ジヒドロエルゴタミン
(特 徴)
頭痛や低血圧、立ちくらみなどに有効。まれに眠気、ふらつきなどがあります。
ハイゼット
(一般名)
y-オリザノール
(特 徴)
腸管の働きをよくして肩こりや頭痛などに有効。不安や緊張を緩和。副作用は少ないです。
グランダキシン
(一般名)
トフィソパム
(特 徴)
頭痛、頭重、倦怠感、発汗などに有効。眠気、ふらつきなどの副作用があります。

自律神経末梢作用薬

βブロッカー

インデラル
(一般名)
プロプラノロール
(特 徴)
交感神経の興奮を抑制するので、動悸、不整脈、高血圧などに有効。せんそくや低血圧のある人は服用不可。

副交感神経遮断薬

ブスコパン
(一般名)
臭化プチルスコポラミン
(特 徴)
頭痛や低血圧、立ちくらみなどに有効。まれに眠気、ふらつきなどがあります。

交感神経興奮薬

リズミック
(一般名)
メチル硫酸アメジ二ウム
(特 徴)
めまい、立ちくらみなど本態性低血圧や起立性低血圧の症状に有効。まれに食欲不振や動悸などの副作用があります。

スポンサードリンク

ページの先頭へ

自律神経失調症の基礎知識